院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

Heat Shock Protein ( HSP )

2013年12月13日 |

 《 HSP について 》

ロート製薬株式会社が発行している小冊子「太陽笑顔 fufufu」2014  Vol.15 に「ストレスが美と健康を生み出す!?  キレイの源 HSP 」という記事が載っています。

 

「ストレスと聞けば、美と健康にとってよくないイメージがあるのでは? しかし、適度なストレスを受けることで、私たちの身体を守る心強い味方 HSP = ヒート・ショック・プロテイン を呼び覚ますことができるのです。その力の秘密と、効果的に生み出す方法をお教えします」と書いてあります。

 

HSP って何ですか? HSP ( Heat Shock Protein、ヒート・ショック・プロテイン)  

人間の体内には、潜在的に備わっている自己回復力を呼び覚ます HSP ( ヒート・ショック・プロテイン ) という頼もしい蛋白質があります。私たちが健康に生活していく上で、このHSPが重要な働きをしてくれているのです。

身体は、皮膚、骨、筋肉、髪の毛、血管など、あらゆる組織や細胞が蛋白質によって構成されています。私たちが健康でいられるのは、その蛋白質が正常な働きをしてくれているからです。しかし、傷つきやすい性質があり、過度のストレスを受けると正常な働きができなくなってしまいます。蛋白質が傷つくと、それを修復しようとする蛋白質が生まれます。それが HSP です。

傷つきやすい蛋白質を守るには、日頃から体内に HSP を増やし、自己回復力を高めておくことが大切です。

「最も効果的な方法のひとつは、身体を温めること。体温より5℃以上熱い42℃前後を目安に入浴し、熱ストレスを与えることで、HSP は増加します」

肉体疲労や精神的疲労などに温浴が効果的なのは、身体に適度な熱ストレスを与えることで体内に HSP がたくさん生まれ、傷ついた蛋白質を修復してくれるからなのです。 

風邪は、ウイルスによって体内の蛋白質が傷つけられることで起こるもの。HSP は、風邪のウイルスを撃退する免疫細胞を活性化してくれるので、普段から HSP を増やしていれば、早く治すことができます。また、加齢とともに低下する免疫系の働きを高め、回復をサポートします。 

身体を温めることで HSP が上昇してくると、脂肪燃焼力がアップし、生活習慣病の改善につながります。また、老化予防にも効果的。HSP は筋肉を構成する蛋白質の合成をサポートする作用があり、適度な運動と併せて行うことで、筋力の回復がさらに期待できます。 

加齢とともに現れる脳内の異常な蛋白質や脳細胞の減少は、記憶力の低下に影響を与えます。HSP は、蛋白質の変性を防いだり、異常な蛋白質を修復し正常な状態に戻したり、脳細胞を活性化してくれるため、脳の老化予防にも効果があると言われています。 

HSP は、自己回復力を高め、気になる二大肌悩みでもあるシミ・シワ予防にも活躍してくれます。

 

《 HSP を増やすための身近な方法 》                   

    適度なストレスを与えて HSP を増やしましょう !   

HSP を増やすのに大切なのは、身体への適度なストレス。もっとも身近で手軽に増やせる方法は、入浴によって熱ストレスを与えること  です。また、食事や運動、緊張感を高めることなどでも、HSP を増やすことが可能です。普段の生活習慣の中に取り入れて、眠っている HSP を引き出しましょう。

「入浴編」 HSP は、細胞が熱の刺激を受けて熱いと感じた時に一気に増加します。その温度は、一般的には体温の37℃より少し高めの温度、つまり40~42℃が基準です。42℃のちょっと熱めのお風呂に 5~10分程度入浴することで、HSPの効果を最大限に引き出すことができます。お風呂は日本人にとって最も身近で簡単に HSP を増やせる手段と言えるでしょう。温度差のある交互浴にすると、より HSP が増加します。熱いのが苦手な人は、普段より少し高目の、身体が気持ちいいと感じる範囲で試しましょう。入浴後は、HSP を減らさないように保温をしてください。

「食事編」 きのこ類や海藻類、パン酵母などに多く含まれている βグルカンは、身体を温め、HSP を増加させる作用がある成分です。それによって、胃潰瘍や、精神的なストレスによる下痢などを抑える効果があると言われています。これらの食材を積極的に摂ることはもちろん、1日3食バランスよく食べて健康的な食生活を心掛けましょう。ちなみに、唐辛子などの辛い料理は胃腸に適度な刺激を与え、HSP を増加させるのに効果的です。

「運動編」 身体の芯から体温を上昇させるランニングやウォーキング、エアロビクスや登山などの有酸素運動も、HSP を増加させてくれます。ホットヨガなど身体を温めながら行うエクササイズは、いっそう効果があります。これらの運動によって HSP を健康的に増やせば、美肌、アンチエイジング、ダイエット、冷え症対策、むくみ緩和、肩凝り解消など、さまざまな効果が期待できます。入浴しながらの軽いストレッチや筋肉トレーニングもいいでしょう。この場合も、入浴と同様に冷たいシャワーとの交互浴にするといっそう効果的です。

「生活編」 楽しく刺激のある生活を送ること。メンタルに刺激を与えることで HSP を増加させることができます。毎日の生活の中で、趣味に夢中になったり、映画を観て感動したり、話題のスポットに出かけてワクワクしたり・・・、そんな刺激とトキメキのある毎日を送ることも HSP を増加させる要素です。ほかにも、目標を立てて勉強したり、習い事を始めるのもいいでしょう。適度な緊張感も HSP を増やすのに、いい刺激になるので、いろいろな人に出会えるイベントに参加したり、人前で発表したり・・・、変化を恐れず新しいことに挑戦しましょう。 

熱ショック蛋白質(ヒートショックプロテイン、Heat Shock Protein、HSP ) とは、細胞が熱などのストレス条件下にさらされた際に、発現が上昇して細胞を保護する蛋白質の一群であり、分子シャペロンとして機能する。ストレス蛋白質( Stress Protein ) とも呼ばれる。HSP が初めて発見されたのは 1974年であり、ショウジョウバエの幼虫を高温にさらすと、ある特定の蛋白質が素早く発現上昇することがアルフレッド・ティシェールらにより報告された。

 

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