院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

一歩、また前進。

2013年12月10日 |

いつものように、午前7時45分頃、うえさかメンタルクリニックへ。通用口から入ります。加湿器のお水を満タンにして、ポットにお水を入れて電源を接続して、第1診察室・患者さまトイレの換気扇を回して、一部エアコンをONにして、電子カルテを立ち上げて、パソコンVAIOでメール仮予約システム登録をチェックして、テレビをつけて、BGMを流して・・・・・通用口から出て正面に回ってシャッターを開けます。いつものルーティン行動です。朝はすがすがしいです。玄関を掃除し終えて、トイレの掃除に入ったところで電話。

「おはようございます、東灘警察署ですが・・・・・・」。午前8時25分、診察の依頼です。他のクリニックにも何ヶ所が電話をかけられたようです。「こんな時間ですから、どのクリニックも電話に出られなくて・・・」困っておられる様子。協力させていただきます。「早急に時間外診察をさせていただく方向で努力いたしますが、電子カルテ操作など担当者に確認したいことがありますので、ちょっと10分間、お返事を待っていただけますか?」。警察担当者「はい、わかりました、よろしくおねがいします」。東灘警察署の電話番号と内線番号、担当者のお名前を聞いて電話を切る。警察署依頼の時間外診察で、必要ならば処方箋発行を希望(詳しいことを話せないということだから不詳だが、深夜に逮捕されたというから保険証などは持っていないでしょう、ただし精神科通院歴があることは確かである)、費用は書類提出で東灘警察署会計課を通して請求すれば、後日、銀行振り込みされる(これは問題ないですね)・・・・。私、やる気はあります。できるだけ東灘警察署に協力します。問題は方法論・・・電子カルテをどう処理するか?・・・・処方箋は最低どの条件を満たせば発行できるのか? 処方箋さえ発行できれば、あとは患者さまが帰った後、ゆっくり考えればいい・・・まずは、ハイブリッド社のねむハチさんに携帯で電話。多分、電車に乗っているのだろう、出ない、メッセージを録音する。ねむハチさんにつながらなければ、次は直接、ハイブリッド社に電話をかけよう。スタッフT女史とお話する。簡単に事情を説明すると、落ち着いた慣れた言葉で適切な返答が返ってきました。「そうですか、それは自費扱いになると思います、時間外診察して特に問題ないと思います。処方箋は、氏名と生年月日、最低、この2つを打ち込めば発行できます。住所がわからなくても、保険証がなくても、氏名と生年月日が打ち込まれれば発行できます」。ありがとうございます。ハイブリッド社はスタッフ教育が行き届いている、感心して電話を切る。「氏名と生年月日があれば処方箋は発行できる」これ、今、知りました。私、このレベルです。急に自信が湧いてきました。すぐにねむハチさんから電話がかかってきました。同様のことを確認。「ねむハチさん、ありがとう、東灘警察署からの依頼の件、診察することにします、こういう場合の電子カルテ操作は受付スタッフが来て通常の診察時間になってから、ねむハチさん、受付スタッフに電話くれますか? ありがとうございます」。・・・・・・・あとは、すみやかに・・・・とどこおりなく・・・・診察いたしました。保険種別 自費(97) 100%   8,250円。夕方、「請求書」「請書」を記入して、レセプトを添付して、東灘警察署会計課宛に郵送しました。

とても勉強になる事例でした。うえさかメンタルクリニックは、医師、スタッフ、共に、着実に進化しています。何事も、やる気があって前向きであることが大切です。午前9時30分、予約診察のZさん、約30分待たせてしまいました、お詫びします(笑って許してくれましたね、ありがとうございます)。 

Cyclennon  Point : 7(3)    131209     DAY  83      Heart  &  Romanticism  By  CyclennonDream

 

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