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院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

さあ 塩野七生著『銀色のフィレンツェ』 を読もう

2013年12月28日 |

12月28日、北風が冷たい土曜日、うえさかメンタルクリニック平成25年度全診療を終えて、午後、トイザラス三田店に行きました。ママ「全国のトイザラスで先着1万名様にトミカプラレールの下敷きが貰えるそうよ」。はい、トレジャーくんが喜ぶんですね、行きましょう。でも、タダでもらえる下敷きなんて、たかがしれてるんじゃない? でも、トレジャーくんが喜ぶんですね、はい、わかりました、行きましょう。で、どうして三田店まで行くんですか?  近くにHAT神戸店があるじゃないですか?  下敷きが品切れになっている可能性を考えて、客が少ないと思われる三田店に行くんですね。はい、行きましょう。愛車インサイトで北上します。神戸市の自宅から豊岡市の実家へ向かう一般道です、慣れた道です。鶴甲から六甲山トンネルを抜けて有馬街道から日下部で国道176号線に入って・・・はい、三田店です。このトイザラス三田店は来年1月閉店するそうです。たぶん売上が伸びなかったのでしょう。「これと同じものを買ってきて、それから引換券(トイザラスのホームページから印刷したもの)を渡してプラレールの下敷きをもらうのよ」。何を買ってくればいいんですか? 「たのしくうたおう どうようえほん マル・マル・モリ・モリ! も入っているよ だいすきなうた 25曲 うたのおてほんもついてるよ」(株式会社エスケイジャパン、本体1,800円+税)。これと同じものを買ってくればいいんですね。トレジャーくんが大のお気に入りだった歌が流れる童謡絵本です。何度も押しているうちに壊れてしまったようです。トレジャーくん、マル・マル・モリ・モリ が好きなんです。まずは、私が一人で店内に入ります。閉店売り尽くし大セールですから結構お客さん来てますよ。どうようえほん売り場でさがします。同じもの、見本というのはあるんですが品物がない。店員さんに訊きます。私が持っていった壊れたどうようえほんからバーコードを読み込んでパソコンで検察・・・お店のおねえさま「まことに申し訳ございません、在庫切れになっております」それは仕方がない。私「あの~(印刷した引換券を見せて)プラレールの下敷きってもらえるんですか?」。お店のおねえさま「まことに申し訳ございません、当店来年 1月で閉店ですので、こういうキャンペーンには参加しておりません」。そうか、それは残念。車にもどってママとトレジャーくんに報告します。ママ「じゃあ HAT神戸に行かないと駄目ね、私、ちょっと閉店売り尽くしセールみてくる」。パパとトレジャーくんは、車で待ちます。しばらくして、ママ、もどってきました。手に、もうひとつの別バージョンの「うたってたのしい どうようえほん」を持っています。マル・マル・モリ・モリは入っていませんが、げんこつやまのたぬきさん、アンパンマンのマーチが入っています。次は HAT神戸店です。カーナビをセットして南下します。六甲山トンネルを抜けて国道43号線まで下ります。六甲山トンネルあたりで小雪が舞っていました。日本海側は大雪です。寒いお正月になりそうです。ベビーザらスHAT神戸店で、「たのしくうたおう どうようえほん マル・マル・モリ・モリも入っているよ」(本体1,800円+税)を買いました。引換券を渡して「トミカプラレールの下敷き」を貰います。やっと目的を達成しました。立体駐車場 3階に停めている愛車インサイトにもどって、ママと交代します。ママ、引換券を持って出ていきました。なんてことはないトミカプラレールの広告下敷きです。でもトレジャーくん、喜んでいます。小さな写真入りで全商品がぎっしり紹介されています。文字も小さいです。こんなの日本全店で先着10,000人なんて言わず、広告なんだから無料でくれればいいのに・・・? トレジャーくん喜んでいます。チャイルドシートに座って、下敷きをジィっと見つめています、反応しています。パパ(下敷きの中の小さな写真を指さしながら)「E5系・・・」、トレジャーくん「は・や・豚」、パパ「E6系・・・」、トレジャーくん「スーパーこまち」、パパ「N700・・・」、トレジャーくん「のぞみ」、パパ「E4系・・・」、トレジャーくん「マックス」、パパ「この黄色いのは?」、トレジャーくん「ドクターイエロー」、パパ「これは?」、トレジャーくん「きかんしゃトーマス」・・・・・・。トレジャーくん、やりますねえ。時間つぶして下敷きを貰いにきてよかったね。だいぶ待ちましたよ。ママもどってきました。もちろん、もう 1枚、トミカプラレール下敷き、貰ってきましたね。トレジャーくん、トミカプラレール下敷きが 2枚になって喜んでいます、単なる広告下敷きなんですけれど・・・・・? クリニックにもどって、ママがクリニック内を丁寧に掃除機をかけます。第2診察室の床のじゅうたんがすこし浮き上がっていますね。正方形のじゅうたんをただ敷き詰めただけのようです。経過観察しましょう。パパ、きらきら星の部屋(院長室)でテレビを観ながらトレジャーくんのお相手をします。腕白トレジャーくん、ソファーに寝ころんでいるパパのお腹の上でジャンプするのはやめてください。パパ、お腹に力を入れていないと破裂しそうです。昔、サンダー杉山というプロレスラーがいて、得意技がライデンドロップ(飛び上がって大きなお尻で相手を潰す技)でした。トレジャーくん、そのライデンドロップをするんです。勘弁してください。パパ、潰れちゃいます・・・・・・・・。

私、この 4年間、塩野七生著作を完全読破すべく読み続けていますが、開院準備の慌ただしさの中で 6月頃から中断していました。塩野七生著作は『ローマ人の物語』(全15冊)を含めて50冊弱読んだでしょうか、あと数冊だと思います。第1診察室、ノートパソコンVAIOの横に置いたままの文庫本『銀色のフィレンツェ・・・メディチ家殺人事件・・・』(塩野七生著)、全341ページの118ページで止まっています。表紙は、ボッティチェッリ『春』。このお正月期間に読むことにします。この本を読んだら、次は『黄金のローマ』ですよ。心に余裕を持つこと。常に、読みかけの本を持っていること・・・・・。 

Cyclennon  Point : 3(0)   131228     DAY   96     Heart  & Romanticism  By  CyclennonDream  

Cyclennon  Point : 357(122)      Impact  Point : 22(4)    130806-131228      DAY  1-96   

平成25年 8月 6日(火)うえさかメンタルクリニックを開院して 4ヶ月(第1診療日~第96診療日)。診療実績をみるとさびしい数字が並びますが、患者さまを連れての門前開業ではなく全く地盤を持たない地域での落下傘開業であること、を考慮すれば、まずは妥当な数字だと、私は考えています。96診療日で初診患者さま 122人。それなりに Jikkuri 診察できたと思っています。電子カルテから12月分月計表を印刷します。レセプト 52、総受診数(来院数)92、初診 16、再診76、一日平均受診数 4.8。まだまだですね。本年度、一日最多受診者数は 11人(11/19、12/18)、一日最多初診者数は 4人(11/12)でした。現時点での目標は「一日受診者数 25人」「初診患者さま、一日最低 1人は確保すること」「まずは、初診患者さま通算250人を目指すこと」。できるだけ丁寧に時間をかけて患者さまのお話を聞くのは当然のことですが、その姿勢を失わないこと。健康に留意して、沢ノ井の霊泉で「JTうえさか」をやりながら、気長に頑張ります。病診連携、診診連携を考慮して、クリニック、病院への挨拶まわりを続けていましたが、一応、ひととおりご挨拶できたと思っています。東灘区医師会、兵庫県精神科診療所協会関連の会合、講演会など、都合がつくかぎり全て参加するように心掛けています。講演会終了後の情報交換会にも参加して、できるだけ顔を覚えていただけるように努力しています。今後は各種施設(老健施設、介護施設、支援センターなど)への挨拶まわりをしたいと考えています。まだ、地理的にどこに何があるか、ほとんどわかっていませんので、まず、足をつかってクリニック周辺を歩き回ることが大切だと思っています。腰の重い精神科医にはなりたくありません、声をかけていただければどこへでも出かけて行くようなきさくな精神科医でいたいと願っています。地道にコツコツ、努力しましょう。「患者さま、患者さまのご家族本位の医療」「チーム医療」「地域に愛され信頼されるクリニック医療」これが 3本柱です。開院して赤字経営は続いていますが(これは想定内で当たり前のこと)、「精神科病院医療30年、精神科クリニック医療20年やって、計50年、生涯一精神科医で患者さまと共に歩むこと」、この壮大な目標に向かって、私は「限りなき前進」を続けます。私にとって 2013年は・・・多くの方々の支援を受けながら幸いメンタルクリニックを開院することができました・・・自分なりにやりたい医療ができます・・・私は、私なりに、満足しています。 

 

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