院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

マダイのこども一匹

2016年11月 4日 |

  パパ「海釣り、行こうか?」。トレジャー「行く~」。

  ということで、昨夜は早く寝ました。5:00出発の予定が、パパがもたもたしてて 5:30地下駐車場出発。ママ「須磨浦公園駐車場、満車かもしれないわよ」。パパ「かもしれないね、まあ、行ってみようか」。ポイント摩耶海岸通り店で、サビキ釣り用の餌・アミエビを一袋(最後の一袋です、出遅れたことを実感)とアミエビをすくうヘラを1本買います。ママ「餌なんて須磨海づり公園で売ってるわよ、早く行こう」、トレジャー「行こう、行こう」、パパ「待て、パパは、ポイント摩耶海岸通り店でアミエビを買いたいの、落ち着いて、落ち着いて」。

  6:00開場の須磨海づり公園。国道2号を西へ。トレジャー、釣りは4度目です。これから「シクレノン釣り日誌」をつけましょう。神鍋山十戸(じゅうご)でニジマス釣りを 3度して、今回は海釣り、初挑戦です。ということで、今回は「シクレノン釣り日誌・第4回・初めての海釣りの巻」です。

  駐車台数が少ない須磨浦公園駐車場「空車表示」です。満車になる前に辿り着きました。6:30 入場。釣り料は6歳からです。トレジャー、5歳4ヶ月ですから無料です。これが神戸市立海づり公園か~、沖合、東の海からまぶしい朝日、目がくらみます。初めての須磨海釣り公園だからビデオを回しましょう。「子供は必ずライフジャケットをつけてください」はい、わかりました。黄色いライフジャケット、トレジャー、黄色が好きだから積極的に着ます。パパは黒いライフジャケットです。ボードに潮の流れが表示されています、海水温 23.2℃。釣り人は、いろいろな条件を頭に入れて釣るんですね。パパ、難しいことわかりません。先日購入した「簡単サビキ釣りセット」を使って、まずは釣りの真似事をするだけです。

  一番奥まで行こう。管理棟(2階に売店・軽食堂)を通過して第2釣台の南東の端へ。昇りはじめたばかりの朝日がまぶしいです。朝のすがすがしさがあります。潮風が、新鮮で心地良いです。ママ「寒いくらい」、トレジャー「寒くない」、パパ「いい気分」。

  5mおきに釣り人が竿を伸ばしています。これがすこしづづふえて1mおきになっていくのでしょう。6:30入場だから、まだ早い方でしょうか。釣り人は 4:00頃に現場に行くのが常識らしいですから、6:30というのはやや遅いようです。

  本日は、海釣りの真似事をしにきただけです。まわりの釣り人の装備、仕草を見学して勉強します。幼児や小学生を連れたパパが何組もいます。トレジャーと同じくらいの女の子がパパ、ママと一緒に来ています。ほほ笑ましい光景です。釣竿の仕掛けをセットします。パパ、海釣り、全くの初心者です。サビキ鈎は何号がいいのかな。「どんどん釣れる・爆釣サビキ・ピンクスキン(対象魚:アジ、サバ、イワシ)」。3号、4号、5号と買ってきたけれど、どれにする? パパ、わからないからトレジャーに訊きます(わからない息子に訊いてどうするの?)。トレジャー(自信たっぷりに)「大きい針~」。はい、そうですか、3号より5号の方が大きいから、本日は5号にしましょう、適当でいいんです。釣りの奥深さが、まだわからないパパ、初心者は適当でいいんです(甘い、甘い・・・天の声)。ママ(小声で)「ねえ、隣りの人、大きな浮き付けてるわよ」。そうだなあ、浮き、いるのかなあ。でもこの仕掛図には、浮きは付いていないよ。待てよ、神戸市立海づり公園2016ガイドブックには「ウキサビキ(サバ)」の仕掛図が書いてあります。潮見ウキ10~20号がついてるぞ。いろいろとやり方があるようです。よくわからないから、本日は、浮きなしでやりましょう。

  トレジャーにリールの巻き方を教えます。トレジャー、これだけで嬉しそう。ジー、カチャ、ジージージー、カチャ。

  よし、下手なりに仕掛けをセットしました。アミエビを買いたてのヘラを使ってアミカゴに詰めて・・・第2釣台で海釣り開始・・・・・

  パパが放り込みます。糸が伸びて行きます、水深は10~20m 糸がたるんだら、すこしリールを巻いて放置。トレジャー、クーラーボックスの上に座って、言われるままにリールを巻いて、なにやら満足そうです。パパ「今日は、きっと 0匹だよ、期待したら駄目だよ」「今日は、須磨海づり公園がどんなところか見学に来ただけだからね」。

  7:00頃から、海釣りの真似事を初めて 1時間半、釣る場所を変えましょう。ママ「ここに来る時に、水面に体長15cmほどの魚が群がっていたところがあったから、そのに行ってみない?」はい、そうしましょう。

  管理棟2階のトイレを使わせて戴いて、パパ、トレジャー、すっきりして第2ラウンド、第1釣台へ。ママ「11時に、大阪のおじいちゃん、おばあちゃんの家に行ってお好み焼を食べる約束してるから 9:00には出るわよ」はい、わかりました、あと 30分間ですね。8:30から第1釣台でサビキ釣りを再開。左右の釣り人の仕草を観察しながら、パパはせっせとアミエビをアミカゴに詰めます。トレジャー、投げ釣りをしたいようです、いいですよ、好きにしなさい。ママ、〇〇〇の身体を後ろから支えて海に落ちないように気をつけてね。トレジャー、不器用に竿を振ってあっちへ投げる仕草、それに合わせて、パパ、アミカゴをポイッ・・・ドボン・・・カチャ、カチャ・・・まあ、トレジャーが楽しんでいるからいいでしょう。

  と、釣れた~。その後は、大騒ぎ・・・ちょっと待って、写真撮るよ・・・まだまだ、釣り糸持ち上げて、ビデオ撮るよ・・・魚をもっと顔に近づけて・・・もう1枚・・・ジーッ・・・パチリ、パチリ・・・。5m隣りの優しそうなおじ様に訊きます「この魚、なんていう名前ですか?」。一人で黙々と釣っている優しいおじ様「マダイですね」。パパ「ありがとうございます」。

  体長12cmのマダイのこどもを釣って大喜びのトレジャー。一日中ご機嫌でした。予定より30分遅れて 9:30退出。大阪のおじいちゃん、おばあちゃんの家に到着したのは 11:30.  トレジャー、誇らしそうに「マダイのこども」を釣った話をしています。パパ、体長12cmの「マダイのこども」の写真を撮ります。これは、〇〇〇が初めての海釣りで釣った魚だよ。

  記念すべき体長12cmのマダイのこども。17:30 帰宅後、トレジャー、ノリノリで、ママと一緒にウロコを取って、ママと一緒にホイール焼きして、トレジャーのお腹に入りました。トレジャー「美味しい」。自分で釣ったお魚を、食べる喜びを知ったトレジャーくんでした。 

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塩野七生を読もう   『ギリシア人の物語』(第I巻)   ~p.88      

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