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院長のぐぶやき「しくれのんどりーむ」

象の春子さん 66歳 天王寺動物園

2014年6月 1日 |

  いいことが書いてあります。はがきサイズの一枚の薄い紙。

・・・ 6月 1日は写真の日   みなさんにお伝えしたいこと   日本人が初めて写真撮影に成功してから約170年。   写真プリントは大切な想い出をカタチで残せるもっとも最良の方法として多くの人々に重宝され   私たち写真店はみなさんの想い出をカタチに残すお手伝いをしてきました。   どの写真も一枚一枚大切に   シャッターを押す人の思いを浮かべながら・・・。 

  デジタル全盛のいまの時代、その大切な想い出は   パソコンやスマートフォンの中にしまいこまれてしまいました。   それはカタチとしてではなくデータとして・・・。   みなさん思い出してください。   一枚の写真を手にとって、笑ったり、泣いたり、語らったことを。   

  写真がささえるあなたの歴史。   写真がささえるあなたの未来。   私たち写真店は   大切な想い出をカタチにしてお届けします。

  昔も、そしてこれからも。   2014年 6月 1日  写真の日   あなたの街の写真店  店主より・・・

  いいことが書いてあります。

  写真は高画質でプリントしてアルバムに整理して残すものです。高容量メモリーに画像データとして残すのは、私の好みではありません。自分が撮影した一枚の写真を手にとって眺める、そして、いろんなことを思い出して考える、これがいいんです。

  でもね、それは、いいことなんですけれど・・・写真代が・・・パパの小遣い(ママから貰えるだけ幸せなんですけれど・・・クリニック開設直後は小遣いなしだったんですから・・・)ほとんど写真代、フォトブック作成費で消えてしまってるんですけれど・・・・・でも、写真は大好きです。一枚の写真に思いを込めるんです。パパは、ビデオ派ではありません、カメラ派(写真派)です。気に入った一枚の写真を眺めながら、人生を振り返り、物語を描くんです。

 

  6月1日(日)は日本ダービーの日。真夏日です。熱中症をおそれて出歩きたくないような日ですが、パパは出かけるんです。

  天王寺動物園に行こう。天王寺動物園って、たぶん・・・私は 4、5歳の頃に行って以来だと思います。幼稚園に入園する前のこと、両親に連れられて天王寺動物園に行ったんです。そこで迷子になって泣いたんです。迷子と言っても、おそらく、ほんの30、40秒だったと思うんですけど、両親の姿を見失って泣いたんです。私を残して、すたすた先に歩いて行った両親もよくないんですが、動物にみとれてほんのわずかな時間、両親の姿を見失って泣く、私も情けない(当たり前かな?)。大きな声をあげて「エ~ン、エ~ン」と泣いたことを、私、鮮明に憶えているんです。知らない人が、ボクどうしたの、迷子になったの、と心配して近づいてきて・・・私、エ~ン、エ~ンと泣いてて・・・すぐに母親が走ってきたんです。楽天的でのんびり屋の母親、私を抱きしめて、知らない人に頭をさげてお礼を言っていました。私は、しばらく泣きつづけていました・・・。そんな、幼い頃の想い出がある天王寺動物園です。

  トレジャーくん「ライオンみる」。パパ「象さんみる」。ママ「アイスクリーム、売ってるよね、トレジャー、食べようか」。トレジャーくん「食べる、食べる」。天王寺公園地下駐車場に車を停めて(こんなところに大駐車場があるんだ~)歩いていきます。暑いねえ。帽子をかぶって熱中症に注意しないとね。ママが並んで入場券を買います。天王寺公園側から入場します。世界のビールフェスティバルを大々的にやっています。ぴったりの催し物です。みなさん、朝からガラス製の縦長の大きなビールグラスを手に笑顔、笑顔。この日射しが強い灼熱の世界で、冷えた珍しい世界のビールをぐいっ・・・たまらないでしょうねえ・・・(パパ、アルコール飲まないんですが、その快感、わかりますよ)・・・。

  想い出の天王寺動物園に入場。暑い、暑い。ママ「日焼け止め、塗らないとね」。パパ「塗る」(特に鼻の頭に塗っておかないとね、パパ、赤いお鼻のトナカイさんになっちゃうからね)。暑い、まず涼しそうなコアラ館へ。室内に入ると涼しいね。すこし涼んでコアラ館をでると・・・暑い・・・。アザラシさんが泳いでいます、涼しそう・・・。さあ、象さんを見よう。いましたよ。春子さん、1948年(推定)タイ生まれと書いてあるから 66歳ですね。こちらにお尻をむけて乾いた土を背中に吹きつけて遊んでいます。お元気そうです。でもね、説明書きを読むと「右眼は白内障でほとんど見えません」。象さんも白内障になるんですね。まだ見えている左眼にカタリン点眼して白内障を予防しないといけないですね。もし、象さんに目薬をさすとしたら、どんな光景になるのかな、パパ、変なこと勝手に考えて楽しんでいます。あべのハルカスを借景にして象さんのいる世界、いい構図ですね。春子さんのお尻としっぽをたっぷり見て、パパ、満足しました。

  チンパンジーさん、オオカミさん、トラさん、そして、トレジャーくん、お目当てのライオンさん・・・みんな、やる気なく寝てました(もしかすると暑さにバテていたのかな)。元気そうに立っていたのは、駱駝さん、シマウマさん、キリンさん・・・。十分楽しみました。涼しい日陰のベンチでアイスクリームを食べて(パパ、アイスクリームを嬉しそうに食べるトレジャーくんをビデオに撮ります、カメラ派なんですが、ビデオを撮るんです、いいんです、これで)、遊具スペースで機関車に乗って(どういうわけかプラレールって書かれてましたけど)、満足して帰路につきました。ふ~、暑くて、疲れた~。

Cyclennon  Point : 0(0)    140601    Heart  &  Romanticism   By   CyclennonDream  

  第81回日本ダービーは、横山典弘騎乗ワンアンドオンリー(父ハーツクライ)が皐月賞馬イスラボニータと競い合って勝ちました。この馬は一時代を築くような大物かもしれませんよ。

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